健康や寿命には定期検診などの医療面や食生活が大きく関係します。
一方、普段なにげなく使用していても考慮が必要になるものがあり、その中の1つに歯磨き粉があります。
考慮が必要な理由には使用されている成分の存在があり、製品の多くに発がん性物質で知られている成分が含まれています。

歯磨き粉は専門的には歯磨剤(しまざい)と呼ばれ、薬事法によって、基本成分のみの化粧品歯磨剤、基本成分の他に薬用成分が含まれている医学部外品歯磨剤、医薬品歯磨剤の3つに分けられます。
このうち医薬品扱いは非常に数が少なく、厚生労働省によって監理監督を含め法的規制が定められています、問題なのは他の2つが該当し、成分の含有用量は守られているものの製造においては各メーカーそれぞれに独自の規準があります。

歯磨き粉には湿潤剤や研磨剤、清掃剤、発泡剤など様々なものが含まれます。
発がん性が疑われている代表的な成分にはラウリル硫酸ナトリウムやプロピレングリコール、サッカリンナトリウムを挙げることができ、多くの商品で使用されています。

ラウリル硫酸ナトリウムは歯磨き粉を泡立てるために使用されます。
安価なシャンプーの主洗浄材に用いられることが多く、泡立つことで歯の表面の汚れを落としやすくする効果があります。
危険性はかねてから指摘されており、発がん性だけでなく若い人の白内障や味覚障害の原因としても疑われています。

プロピレングリコールは保湿・湿潤効果を持ち、歯磨き粉が固まるのを防ぐために用いられます。
プロピレングリコールはカビ防止に食品や化粧品などにも使用され、石油から製造される原液は非常に危険な物質として取り扱われています。
商品には希釈したものが含有されていますが表示指定成分に分類されており、これは、過去にアレルギーや発がん性など何らかの症例または報告があったもので、追跡調査により有害が認められたことを指します。

サッカリンナトリウムは古くからサッカリン名での知名度があり、最近ではゼロカロリーでも知られる人工甘味料です。
最大の特徴に砂糖の500倍の甘さを持つことがあり、子供用歯磨き粉などに多く使用されています。
過去には動物実験によりサッカリン摂取による発がん性が指摘されるなど、人工甘味料の中でも比較的毒性が高いとされており、現在、使用量制限の対象になっています。

歯磨き粉に含まれる成分には発がん性の他に危険性が疑われているものもあり、1例としては水酸化アルミニウムがあります。
この成分は研磨剤として用いられ、歯の硬さよりは柔らかいものの石に匹敵する硬さの粒子で出来ています。
水酸化アルミニウムはアルツハイマーの原因となる危険性があると言われており、薬として使用された場合には、長期間服用することでアルミニウム中毒になるリスクがあります。